初めての転職は何から始める?準備から退職までの流れ

  • 公開日:2026/6/4
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初めての転職は何から始める?準備から退職までの流れ

初めて転職を考えたとき、「まず求人を見るべき?」「在職中に動いてもいい?」「退職はいつ伝える?」と迷う人は少なくありません。転職活動は、勢いだけで応募するよりも、全体の流れを知ってから順番に進める方が失敗しにくくなります。

  • 初めての転職で最初にやるべき準備がわかる
  • 求人探し・応募書類・面接・内定・退職までの流れがわかる
  • 在職中に進めることと、内定後に確認することを整理できる

こんな方におすすめの記事です

  • 20代から30代前半で、初めて転職を考えている方
  • 転職活動を何から始めればよいか分からない方
  • 退職のタイミングや応募準備で不安がある方

本記事では、初めての転職で何から始めるべきかを、準備・求人探し・応募書類・面接・内定・退職手続きの順番でわかりやすく解説します。(転職活動が初めての方でも大丈夫です!)

注:退職、雇用保険、健康保険、年金などの制度は、雇用形態や退職理由によって必要な手続きが変わる場合があります。この記事では一般的な流れを紹介し、制度の詳細は公的機関の最新情報を確認する前提で解説します。


初めての転職は何から始める?まず全体の流れを確認しよう

初めての転職で最初にやることは、求人に応募することではなく、転職活動の全体像を把握することです。流れを知らないまま動き出すと、応募書類の準備が遅れたり、内定後に退職時期で慌てたりしやすくなります。

転職活動は、基本的に次の順番で進めると整理しやすくなります。

ステップ1:転職理由と希望条件を整理する
ステップ2:求人情報を集めて比較する
ステップ3:履歴書・職務経歴書を準備する
ステップ4:応募・面接対策を進める
ステップ5:内定条件を確認する
ステップ6:退職手続きと入社準備を進める

もちろん、実際には求人を見ながら希望条件を見直したり、応募書類を作りながら自己PRを整理したりすることもあります。ただし、最初の段階で「今は何をする時期なのか」を把握しておくと、焦って判断しにくくなります。

転職活動は「準備→求人探し→応募→面接→内定→退職」の順で進める

転職活動は、いきなり応募から始めることもできます。ただ、初めての転職では、先に準備をしておいた方が求人選びや面接で迷いにくくなります。

特に大切なのは、転職理由と希望条件を言葉にしておくことです。「今の会社が嫌だから転職したい」だけでは、次の職場を選ぶ基準が曖昧になりやすいです。仕事内容、働き方、収入、勤務地、職場環境など、何を変えたいのかを整理してから求人を見ると、合う求人と合わない求人を判断しやすくなります。

いきなり応募する前に自己整理をした方がよい理由

転職理由や希望条件が曖昧なまま応募すると、面接で「なぜ転職したいのですか」「なぜ当社を選んだのですか」と聞かれたときに答えがぶれやすくなります。

自己整理は、難しい自己分析を完璧に行うことではありません。まずは、次の3つをメモに書き出すだけでも十分です。

  1. 今の仕事で変えたいこと
  2. 次の職場で実現したいこと
  3. 転職先を選ぶときに譲れない条件

この3つが整理できると、求人票を見るときの基準ができ、応募書類や面接で伝える内容にも一貫性が出やすくなります。

在職中でも転職活動を始めてよいが、退職は急がなくてよい

在職中でも、情報収集、自己整理、求人検索、応募書類の準備は始められます。むしろ、収入がある状態で転職先を探せるため、条件を比較しながら落ち着いて判断しやすい面があります。

一方で、転職先が決まる前に退職を決めると、収入面やスケジュール面で不安が大きくなることがあります。体調や労働環境など特別な事情がある場合を除き、初めての転職では「在職中に準備を進め、内定条件を確認してから退職を考える」流れが無理なく進めやすいです。

⚠️ 先に退職するかは慎重に判断しましょう

退職後に転職活動を進める方法もありますが、収入の空白期間、健康保険・年金、雇用保険の手続きなどを確認する必要があります。制度に関わる部分は、勤務先の規定や公的機関の最新情報も確認してください。

転職準備で最初に整理すること

転職準備では、最初に「なぜ転職したいのか」「次の職場で何を重視するのか」を整理します。ここが曖昧なままだと、求人を見ても判断できず、応募先が増えるほど迷いやすくなります。

転職理由を「不満」ではなく「次に実現したいこと」に言い換える

転職を考えるきっかけは、不満から始まることもあります。たとえば、給与が上がらない、残業が多い、人間関係がつらい、仕事内容が合わないなどです。

ただし、転職活動では不満をそのまま伝えるより、「次に何を実現したいのか」に言い換えることが大切です。

不満としての表現転職理由として整理した表現
残業が多くてつらい働き方を見直し、長く続けられる環境で力を発揮したい
評価されない成果や役割が明確な環境で、経験を活かしたい
仕事に飽きた新しい業務領域に挑戦し、スキルの幅を広げたい

面接で話す内容を作り込む前に、まずは自分の中で「次の職場でどうなりたいか」を整理しておきましょう。

譲れない条件と妥協できる条件を分ける

転職先に求める条件は、すべてを満たそうとすると求人選びが難しくなります。初めての転職では、条件を「譲れない条件」と「できれば満たしたい条件」に分けると判断しやすくなります。

求人を見る前に整理したい条件

  • 仕事内容:今後続けたい業務か、避けたい業務はあるか
  • 勤務地:通勤時間や転勤の有無をどこまで許容できるか
  • 給与:最低限必要な月収・年収はいくらか
  • 勤務時間:残業、シフト、休日の条件は合っているか
  • 雇用形態:正社員、契約社員、派遣など希望と合うか
  • 職場環境:教育体制、評価制度、チーム体制を確認したいか

条件を整理するときは、最初から完璧に決めなくても大丈夫です。求人を見ながら「これは大事」「これは妥協できる」と少しずつ修正していく方が現実的です。

転職するか迷う段階では、現職に残る選択肢も残しておく

初めての転職では、「転職する」と決め切る前に、現職に残る選択肢も一度整理しておくと後悔を減らしやすくなります。

たとえば、仕事内容への不満であれば部署異動や担当変更で改善する可能性があります。働き方への不満であれば、勤務時間や業務量について相談できる場合もあります。

もちろん、すべての問題が現職で解決できるわけではありません。ただ、「現職で改善できること」と「転職しないと変えにくいこと」を分けておくと、転職活動の目的がはっきりします。

求人探しは複数の方法を比べて進める

求人探しでは、転職サイトだけに絞る必要はありません。転職サイト、転職エージェント、ハローワーク、企業の採用ページなど、複数の方法を比べながら進めると、自分に合う求人を見つけやすくなります。

転職サイト・転職エージェント・ハローワークの違い

求人を探す方法には、それぞれ特徴があります。どれか一つが正解というより、目的に合わせて使い分けることが大切です。

転職サイト

自分のペースで求人検索や応募がしやすい方法です。まず多くの求人を見て、希望条件を整理したい人に向いています。

転職エージェント

担当者に相談しながら求人紹介や選考対策を進める方法です。ただし、紹介される求人が自分の希望と合うかは自分でも確認が必要です。

ハローワーク

公的な職業相談や求人検索を利用できる方法です。地域の求人を探したい場合や、公的な相談窓口を使いたい場合に選択肢になります。

転職エージェントは便利な選択肢ですが、初めての転職で必ず使わなければならないものではありません。自分で求人を比較したい人は転職サイトや企業の採用ページから始めてもよいですし、公的な相談も使いたい場合はハローワークを確認する方法もあります。

ハローワークやjob tagは職業理解にも使える

厚生労働省のハローワークのオンラインサービスでは、オンライン求職登録、求人検索、求職者マイページの開設などが案内されています。オンラインから直接応募できる求人もありますが、オンライン自主応募の受付を可としている求人に限られます。また、雇用保険受給手続きなど、来所が必要な手続きもあります。

求人検索そのものは、ハローワークインターネットサービスからも確認できます。転職サイトだけでなく、地域や職種に応じて公的な求人情報も見ておくと、選択肢を広げやすくなります。

また、職業理解には厚生労働省の職業情報提供サイト job tagも参考になります。職業の内容、必要な知識・スキル、仕事の特徴などを調べられるため、「自分に合う職種が分からない」という段階でも使いやすい情報源です。

求人票では仕事内容・条件・選考フローを確認する

求人票を見るときは、給与だけで判断しないようにしましょう。給与が希望に合っていても、仕事内容や勤務時間、休日、勤務地、雇用形態が合わなければ、入社後にギャップを感じる可能性があります。

求人票で確認したいポイント

  • 仕事内容が具体的に書かれているか
  • 勤務地や転勤の有無が希望と合うか
  • 給与、手当、賞与、昇給の条件を確認できるか
  • 勤務時間、残業、休日、休暇制度を確認できるか
  • 試用期間の有無と条件が書かれているか
  • 選考回数や提出書類が分かるか

気になる求人があれば、すぐ応募する前に、希望条件と照らし合わせて確認しましょう。応募先を増やすことよりも、「なぜこの求人に応募するのか」を説明できる状態にすることが大切です。

応募前に履歴書・職務経歴書を準備する

応募書類は、求人を見つけてから急いで作るより、応募前に一度たたき台を作っておくと安心です。特に職務経歴書は、自分の経験や強みを整理する作業にもなるため、早めに取りかかる価値があります。

履歴書と職務経歴書は応募前に一度作っておく

履歴書は、氏名、連絡先、学歴・職歴、資格、志望動機などをまとめる書類です。職務経歴書は、これまでの仕事内容、実績、スキル、自己PRなどを詳しく伝える書類です。

初めての転職では、職務経歴書に何を書けばよいか迷いやすいですが、最初から完成度を高くしようとしなくても大丈夫です。まずは、担当してきた業務、工夫したこと、評価されたこと、身についたスキルを箇条書きで整理しましょう。

応募書類の詳しい作り方は、履歴書・職務経歴書の詳しい書き方はこちらで確認できます。本記事では、全体の流れの中で「いつ準備するか」に絞って説明します。

履歴書は公正な採用選考の観点も意識する

履歴書の様式にはさまざまな形式があります。厚生労働省の履歴書様式例では、性別欄の記載は任意とされています。

応募先から指定されたフォーマットがある場合は、その指示に従います。指定がない場合は、一般的な履歴書様式や厚生労働省の様式例を参考にしながら、必要な情報を分かりやすく整理しましょう。

書類と面接で話す内容をそろえる

応募書類は、単に提出するための書類ではありません。面接では、履歴書や職務経歴書に書いた内容をもとに質問されることが多いため、書類と面接で話す内容に一貫性を持たせることが大切です。

たとえば、職務経歴書に「チームで業務改善を行った」と書くなら、面接でその内容を聞かれたときに、どんな課題があり、どのように行動し、何を学んだのかを説明できるようにしておきましょう。

面接対策と内定判断で確認すること

面接対策は、応募してから慌てて始めるより、書類作成と同じタイミングで進めると準備しやすくなります。転職理由、志望動機、自己PRは、書類と面接の両方で使うためです。

面接対策は応募後ではなく、書類作成と同時に始める

面接対策では、よく聞かれる質問に対して、丸暗記ではなく「自分の言葉で答えられる状態」を目指します。

特に準備しておきたいのは、次の質問です。

  • なぜ転職を考えたのか
  • なぜこの会社に応募したのか
  • これまでの仕事で何を経験してきたのか
  • 入社後にどのように貢献できるのか
  • 将来どのように働きたいのか

面接質問への具体的な回答例は、転職面接でよく聞かれる質問と答え方で詳しく確認できます。

よく聞かれる質問は回答の型を作っておく

回答を考えるときは、長く話すよりも、順番を決めて整理する方が伝わりやすくなります。

  1. 結論を先に伝える
  2. 理由を説明する
  3. 具体的な経験を添える
  4. 応募先でどう活かしたいかを伝える

たとえば転職理由を聞かれた場合も、「今の会社が嫌だからです」と伝えるのではなく、「これまでの経験を活かしながら、より〇〇に関われる環境で成長したいと考えたためです」と整理すると、前向きな印象になりやすいです。

内定後は労働条件を確認してから承諾する

内定をもらうと安心してすぐ承諾したくなるかもしれません。ただし、承諾前に労働条件を確認することはとても大切です。

⚠️ 内定承諾前に条件を確認しましょう

給与、勤務地、勤務時間、休日、入社日、試用期間、雇用形態などは、入社後の働き方に直結します。口頭の印象だけで判断せず、提示された条件を落ち着いて確認しましょう。

不明点がある場合は、承諾前に確認しておく方が安全です。条件確認は失礼なことではなく、入社後のミスマッチを防ぐために必要な手順です。

内定後の退職手続きと入社準備の流れ

内定後は、入社日を調整しながら、現在の勤務先への退職申出、引き継ぎ、有給休暇、貸与物返却などを進めます。ここで慌てないためにも、退職を伝える前に就業規則とスケジュールを確認しておきましょう。

退職を伝える前に就業規則と入社希望日を確認する

大阪労働局の退職・解雇・雇止めに関するQ&Aでは、期間の定めのない雇用契約について、民法上は解約の申入れの日から2週間で終了すると説明されています。一方で、会社の就業規則に退職について規定がある場合は、原則として就業規則の確認も必要です。

そのため、内定後は次の順番で確認すると進めやすくなります。

  1. 内定先に入社希望日を確認する
  2. 現在の会社の就業規則で退職申出の期限を確認する
  3. 引き継ぎに必要な期間を見積もる
  4. 有給休暇を使う場合は残日数を確認する
  5. 退職を伝えるタイミングを決める

「法律上はこうだからすぐ辞められる」と一面的に考えるのではなく、就業規則、引き継ぎ、入社日の調整を含めて現実的に進めることが大切です。

退職申出・引き継ぎ・貸与物返却を順番に進める

退職を伝えた後は、上司や人事担当者の案内に沿って退職手続きを進めます。一般的には、退職日の確定、退職届の提出、業務の引き継ぎ、会社から借りている物の返却、必要書類の受け取りなどがあります。

退職手続きの詳しい流れは、退職手続きの流れと必要な確認事項で確認できます。本記事では、初めての転職活動の全体像として、内定後に退職準備へ進む流れを押さえておきましょう。

退職後に空白期間がある場合は雇用保険などを確認する

退職日から次の入社日までに空白期間がある場合は、雇用保険、健康保険、年金、住民税などの確認が必要になる場合があります。

雇用保険については、ハローワークインターネットサービスの雇用保険の具体的な手続きで、離職票、求職の申込み、受給資格の決定、失業認定などの流れが案内されています。失業認定は原則として4週間に1度行われることも説明されています。

ただし、雇用保険の受給可否や手続きは、退職理由、雇用保険の加入状況、離職票の内容などによって変わります。自分が該当するかどうかは、住所を管轄するハローワークなど公的機関の最新情報で確認してください。

よくある質問(FAQ)

初めての転職活動は在職中に始めてもいいですか?

在職中でも、情報収集、自己整理、求人検索、応募書類の準備は始められます。退職を伝えるタイミングは、内定条件や入社日、就業規則を確認してから慎重に判断するのが基本です。

転職活動は最初に求人応募から始めてもいいですか?

応募から始めることもできますが、初めての転職では先に転職理由と希望条件を整理しておく方が進めやすいです。条件が曖昧なままだと、求人選びや面接回答がぶれやすくなります。

履歴書や職務経歴書はいつ作ればいいですか?

求人を見つけてから慌てないように、応募前に一度たたき台を作っておくのがおすすめです。職歴、担当業務、実績、自己PRを整理しておくと、求人に合わせた調整もしやすくなります。

面接対策はいつから始めるべきですか?

書類作成と同じタイミングで始めると、転職理由、志望動機、自己PRに一貫性を持たせやすくなります。応募後に慌てて準備するより、早めに回答の型を作っておくと安心です。

内定後、退職はいつ伝えればいいですか?

まず内定先の労働条件と入社希望日を確認し、そのうえで現在の会社の就業規則や引き継ぎ期間を確認してから退職を伝える流れが安全です。制度や手続きの詳細は、勤務先の規定や公的機関の最新情報も確認しましょう。

まとめ:初めての転職は準備から順番に進めよう

この記事では、初めての転職で何から始めるべきかを、準備から退職までの流れに沿って解説しました。

  • 最初にやること:いきなり応募せず、転職理由と希望条件を整理する

    「なぜ転職したいのか」「次の職場で何を実現したいのか」を言葉にすると、求人選びや面接対策が進めやすくなります。

  • 求人探し:転職サイト、転職エージェント、ハローワーク、job tagなどを目的に合わせて使い分ける

    転職エージェントに偏りすぎず、公的な求人情報や職業情報も参考にすると、選択肢を広げやすくなります。

  • 応募準備:履歴書・職務経歴書と面接対策は早めに始める

    書類と面接で話す内容に一貫性を持たせると、自分の経験や強みを伝えやすくなります。

  • 内定後の確認:労働条件、入社日、就業規則、退職手続きを落ち着いて確認する

    内定後すぐに退職を伝えるのではなく、条件確認とスケジュール整理をしてから進めましょう。

初めての転職で大切なのは、完璧に準備することではなく、今の段階で必要なことを一つずつ進めることです。まずは、転職理由と希望条件をメモに書き出すところから始めてみてください。

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