2027年卒の就職活動では、4月末時点で内々定を持つ学生が増えています。マイナビキャリアリサーチLabの2026年5月更新データでは、27卒の4月末内定率は70.9%と公表されました。
- 27卒の4月末内定率70.9%を、3月からの推移とあわせて確認できます
- 4月末で未内定でも「もう手遅れ」とは言い切れない理由がわかります
- 6月選考開始前後に、未内定学生が優先したい行動を整理できます
こんな方におすすめの記事です
- 27卒で、まだ内定がなく焦りを感じている方
- 内々定はあるものの、就活を続けるべきか迷っている方
- 6月選考開始前に、何から見直せばいいか知りたい方
本記事では、27卒の4月末内定率70.9%をもとに、内定率の見方、未内定でも焦りすぎなくてよい理由、6月選考開始前後にやることをわかりやすく解説します。(就活の専門知識は不要です!)
注:本記事で紹介する内定率は、調査対象・調査時期・「内定」「内々定」の扱いによって数値が変わる場合があります。最新の詳細データは、各調査元の公式情報もあわせて確認してください。
27卒の4月末内定率は70.9%|まず最新データを確認
まず押さえておきたいのは、2027年卒の就職活動がかなり早いペースで進んでいるという点です。
マイナビキャリアリサーチLabの「2027年卒就職内定率(内々定率)の状況」によると、2027年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は、2026年4月末時点で70.9%となっています。
マイナビキャリアリサーチLabでは、10月1日以前の調査では「内々定率」と表記していますが、同コラム内では内々定を「内定」、内々定率を「内定率」として扱っています。本記事でも、読者にわかりやすいように「内定率」と表記します。
4月末時点の内定率は70.9%
4月末時点で70.9%という数字を見ると、「もう大半の学生が決まっているのでは」と感じるかもしれません。
たしかに、3月時点と比べると内定率は大きく上がっています。周囲に内々定を持つ友人が増え、不安を感じやすい時期であることは自然です。
ただし、内定率は「就活を終えた学生の割合」ではありません。内々定を持ちながら、より志望度の高い企業の選考を続けている学生もいます。そのため、70.9%という数字だけを見て「未内定なら終わり」と判断するのは早いです。
3月1日46.0%、3月末58.7%、4月末70.9%の推移
マイナビの同データでは、27卒の内定率は以下のように推移しています。
| 調査時期 | 27卒の内定率 | 見方 |
|---|---|---|
| 2026年3月1日 | 46.0% | 広報活動開始の時点で、すでに早期選考が進んでいた |
| 2026年3月末 | 58.7% | 3月中に内々定を得た学生が増加 |
| 2026年4月末 | 70.9% | 4月末時点で7割を超える水準に到達 |
この推移を見ると、27卒の就職活動では、3月から4月にかけて一気に内々定が増えていることがわかります。
一方で、4月末時点でも約3割は内々定を持っていない計算です。また、内々定を持っている学生の中にも、就活を継続している人がいます。数字を見て焦るだけでなく、「自分はどこを改善すれば次の選考につながるのか」を見ることが大切です。
文系・理系で内定率の見え方は違う
4月末時点の内定率は、文系・理系でも差があります。マイナビの文理別データでは、4月末時点で以下のように示されています。
| 区分 | 4月末時点の内定率 |
|---|---|
| 文系男子 | 66.3% |
| 理系男子 | 80.4% |
| 文系女子 | 63.3% |
| 理系女子 | 80.1% |
理系学生の内定率は8割前後まで進んでいますが、文系学生は6割台です。所属学部や志望業界によっても、選考の進み方は変わります。
そのため、周囲の一部だけを見て「自分だけ遅れている」と決めつける必要はありません。自分と近い志望業界・職種・学部系統の状況を見ながら、次の行動を決めていきましょう。
⚠️ 内定率だけで焦りすぎない
内定率は就活状況を知る手がかりになりますが、個人の就活の成否をそのまま決める数字ではありません。調査対象や時期によって数値は変わるため、参考情報として見つつ、自分の応募先・ES・面接・説明会参加の状況を確認することが大切です。
4月末で未内定でも手遅れではない理由
4月末時点で内定がないと、「もう出遅れたのでは」と感じやすくなります。SNSや友人との会話で内々定の話を聞く機会が増えると、不安が強くなるのも自然です。
ただし、4月末の内定率70.9%は、就活が完全に終わった学生の割合ではありません。ここを誤解すると、必要以上に焦ってしまいます。
内定率70.9%は「就活終了率」ではない
内定率は、就職希望者のうち、内定または内々定を得ている人の割合です。つまり、内定率70.9%という数字は「70.9%の学生が就活を終えた」という意味ではありません。
内々定を持っていても、第一志望群の選考が残っている人、より納得できる企業を探している人、辞退するか迷っている人もいます。
実際に、マイナビの「2027年卒 大学生キャリア意向調査4月<就職活動・進路決定>」では、4月末時点の活動継続率は61.9%とされています。内々定率は高まっている一方で、まだ多くの学生が活動を続けている状況です。
活動継続率61.9%から見る現実
活動継続率61.9%という数字は、未内定の学生だけでなく、内々定を持つ学生も含めて就活を続けている人が多いことを示しています。
特に文系学生の活動継続率は71.8%とされており、文系ではまだ7割を超える学生が活動を続けています。文系で未内定の学生が「周りは全員決まっている」と感じていても、実際にはまだ選考中の人が多い可能性があります。
ここで大事なのは、内定率の数字に振り回されることではなく、自分の就活がどこで止まっているのかを見つけることです。
未内定者が見るべきなのは「遅れ」より「詰まり」
4月末で未内定の場合、「出遅れたかどうか」だけを考えると不安が強くなります。代わりに、次のどこで詰まっているのかを確認してみてください。
未内定のときに確認したい詰まりポイント
- 応募している企業数が少なすぎないか
- 志望業界や職種を狭くしすぎていないか
- ESで落ちることが多いのか、面接で落ちることが多いのか
- 説明会参加後に、ES提出や面接予約まで進めているか
- 自己PR・ガクチカ・志望動機が企業ごとに調整できているか
たとえば、ESで止まっているなら、応募先を増やす前にESの見直しが必要です。面接で止まっているなら、自己PRや志望動機の伝え方、逆質問の準備を改善した方が効果的です。
未内定という結果だけを見るのではなく、「どの段階で止まりやすいか」を分けて考えると、次にやることが見えやすくなります。
内々定があっても就活を続けるか迷うときの見方
この記事を読んでいる方の中には、すでに内々定があるものの、「このまま就活を終えていいのか」と迷っている人もいると思います。
内々定が1社あると安心感はありますが、仕事内容や勤務地、待遇、社風に迷いが残る場合は、すぐに終えるべきか判断しにくいものです。
内々定保有者でも活動を続ける人は多い
マイナビの4月調査では、内々定率が70.9%まで上がっている一方で、活動継続率も61.9%あります。つまり、内々定を持っている学生の中にも、就活を続けている人が一定数いるということです。
また、同調査では、入社意思の低い企業に対して辞退の意思を伝えたかという質問に対し、「一部の企業にのみ伝えた」が18.2%、「まだ伝えていない」が25.9%とされています。
これは、内々定を持っていても、まだ志望度の高い企業の結果を待っていたり、複数社を比較していたりする学生がいることを示しています。
続けるかどうかは「数」より納得感で判断する
内々定がある場合、次に見るべきなのは「何社から内々定をもらったか」だけではありません。
大切なのは、自分がその企業で働くことにどれくらい納得できているかです。
| 確認項目 | 見直したいポイント |
|---|---|
| 仕事内容 | 自分がやりたいこと、得意なことと合っているか |
| 勤務地 | 転勤・配属先・通勤の条件に納得できるか |
| 働き方 | 勤務時間、休日、リモート可否などを確認したか |
| 待遇 | 初任給だけでなく、福利厚生や将来の働き方も見たか |
| 社風 | 説明会や面接で感じた雰囲気に違和感がないか |
「内々定があるから終わらなければいけない」と考える必要はありません。納得できているなら終えてもよいですし、迷いが強いなら比較を続ける選択も自然です。
辞退・保留で注意したいこと
内々定を複数持っている場合、辞退や保留の連絡をいつするかも悩みやすいポイントです。
辞退する場合は、できるだけ早めに、誠実な言葉で連絡することが大切です。一方で、企業側から就職活動の終了を強く迫られたり、他社選考の辞退を過度に求められたりするケースには注意が必要です。
厚生労働省の就職・採用活動時期に関するページでは、学生の職業選択の自由を侵害する「オワハラ」防止に向けたリーフレットも案内されています。気になる場合は、厚生労働省の公式ページも確認しておきましょう。
6月選考開始前に未内定学生がやること
4月末時点で未内定の場合、まず大事なのは「何でもいいから応募数を増やす」と焦ることではありません。
もちろん応募数が少ない場合は増やす必要がありますが、落ちている原因を見ないまま応募だけ増やしても、同じところで止まり続ける可能性があります。
6月選考開始前後は、応募先・ES・面接・説明会参加を整理して、選考につながる行動を増やしていきましょう。
応募先を「増やす」前に広げ方を決める
未内定のときは、応募先を増やすこと自体は重要です。ただし、やみくもに増やすのではなく、どの条件を広げるのかを決めると動きやすくなります。
応募先を広げる例
志望業界を近い業界まで広げる、職種を少し広げる、企業規模を大手以外にも広げる、勤務地の条件を見直すなど。
避けたい広げ方
条件を決めずに大量応募する、志望理由を作れない企業へ応募する、選考日程を管理できないほど増やすなど。
たとえば、食品メーカーだけを見ていた人なら、食品商社、物流、素材メーカー、小売本部など、近い関心を持てる業界に広げる方法があります。
「どこでもいい」ではなく、「自分の関心や強みが少しでもつながる範囲で広げる」ことがポイントです。
ES・面接は落ちた理由を1つずつ直す
ESや面接で止まっている場合は、落ちた理由をまとめて見直しましょう。
企業から不合格理由を詳しく教えてもらえることは多くありませんが、自分の選考結果を振り返ることで、ある程度の傾向は見えてきます。
- ESで落ちることが多い場合:自己PR・ガクチカ・志望動機の具体性を見直す
- 一次面接で落ちることが多い場合:話す内容の整理、表情、受け答えのテンポを見直す
- 最終面接で落ちることが多い場合:入社意欲、企業理解、将来像の伝え方を見直す
- 説明会後に応募していない場合:参加後24時間以内に企業整理と次の予約を行う
特に6月前後は、選考機会を逃さないことが重要です。ESの完成度を完璧にしようとして提出が遅れるよりも、改善しながら提出を進める方が現実的です。
説明会参加から選考接続率を見る
説明会やイベントに参加しているのに選考へ進めていない場合は、「参加数」ではなく「選考接続率」を見てみましょう。
選考接続率とは、ここでは説明会やイベント参加後に、ES提出・面接予約・個別説明会参加など、次の選考行動へつながった割合のことです。
説明会に参加して満足してしまうと、就活が進んでいるように見えて、実際には選考につながっていないことがあります。参加後の行動までセットで考えることが大切です。
6月以降の就活で判断を誤らないための注意点
27卒の就職活動では、早期選考が進んでいる一方で、政府が示す就職・採用活動日程もあります。
ここを混同すると、「もう6月なのに遅い」「早期内定がないから終わり」といった極端な判断になりやすいため、整理しておきましょう。
原則は3月広報開始・6月選考開始・10月正式内定
厚生労働省の「大学等卒業・修了予定者の就職・採用活動時期について」では、2027年度卒業・修了予定者の就職・採用活動日程について、原則として以下のように示されています。
| 区分 | 原則日程 |
|---|---|
| 広報活動開始 | 卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降 |
| 採用選考活動開始 | 卒業・修了年度の6月1日以降 |
| 正式な内定日 | 卒業・修了年度の10月1日以降 |
つまり、制度上の原則では、6月1日以降が採用選考活動開始の時期です。
早期選考と政府日程を混同しない
一方で、実際の就職活動では、インターンシップや仕事体験、早期説明会、早期選考を通じて、3月以前から選考が進んでいる企業もあります。
そのため、4月末時点で内定率70.9%という数字が出ています。これは、就活の早期化が進んでいることを示す一方で、政府日程上の6月選考開始と矛盾するものではありません。
厚生労働省のページでも、専門活用型インターンシップを活用し、インターンシップ後の採用選考を経る場合には、6月の採用選考開始時期にとらわれない扱いがあるとされています。
つまり、「早期選考で決まる人がいること」と「6月以降の選考機会が残っていること」は、どちらも同時に起こります。
比較する相手は周囲ではなく「先週の自分」
就活では、周囲の進捗がどうしても気になります。内々定の報告を聞くと、焦りや不安が出てくるのは当然です。
ただし、周囲と比べすぎると、自分に必要な行動が見えにくくなります。比較するなら、先週の自分と比べてみましょう。
- 先週より応募先候補が増えたか
- ESを1社でも提出できたか
- 面接で詰まった質問を1つ改善できたか
- 説明会やイベント後に次の選考行動へ進めたか
- 志望業界や職種の広げ方を決められたか
小さくても前に進んでいれば、就活は立て直せます。大切なのは、焦りを行動に変えることです。
説明会・WEBイベントはまだ参加する意味がある?
4月末や6月前後になると、「今から説明会やWEBイベントに参加しても遅いのでは」と感じる人もいるかもしれません。
結論から言うと、まだ参加する意味はあります。ただし、3月のように幅広く情報収集するだけでなく、選考につながる使い方を意識することが大切です。
業界を広げたいならWEBイベントが使いやすい
WEBイベントは、移動時間をかけずに複数企業を見られる点がメリットです。志望業界を広げたい人、地方在住で対面イベントに行きにくい人、短時間で候補企業を増やしたい人には向いています。
27卒向けの合同説明会やWEBイベントの探し方は、関連記事の2027卒向けの合同説明会・WEB就活イベント比較でも整理しています。
WEBイベントでは、気になった企業をその場でメモし、イベント後に採用ページやマイページを確認するところまで進めましょう。
選考に近づきたいなら対面・合同選考会も検討する
対面イベントは、企業担当者の雰囲気を直接見られることや、その場で質問しやすいことがメリットです。
特に、6月前後は「情報収集」だけでなく、「選考につながる接点」を作ることが重要になります。合同選考会や個別説明会、面談機会があるイベントは、未内定学生にとって行動につなげやすい選択肢です。
WEBと対面の違いを整理したい場合は、対面イベントとWEBイベントの選び方も参考にしてください。
参加後24時間以内に次の予約へつなげる
説明会やイベントで大事なのは、参加そのものよりも、参加後の行動です。
企業の話を聞いて終わりにするのではなく、24時間以内に次の行動へつなげましょう。
- 気になった企業を3社以内に絞る
- 採用ページやマイページで選考日程を確認する
- ES締切や説明会予約日をカレンダーに入れる
- 志望理由に使えそうな情報をメモする
- 応募しない企業は、なぜ応募しないかも簡単に残す
AIを使った企業研究やES作成も便利ですが、企業の雰囲気や社員の話は説明会でしか得られないこともあります。AIとリアルな説明会の使い分けについては、AI就活でも説明会が必要な理由でも解説しています。
よくある質問(FAQ)
27卒の4月末内定率は何%ですか?
マイナビキャリアリサーチLabの2026年5月更新データでは、2027年卒業予定の大学生・大学院生の4月末時点の内定率は70.9%です。3月1日は46.0%、3月末は58.7%で、4月末にかけて上昇しています。
4月末で内定がないともう遅いですか?
4月末で未内定だと焦りやすい時期ですが、手遅れと決めつける必要はありません。マイナビの4月調査では活動継続率が61.9%で、まだ多くの学生が就活を続けています。応募先・ES・面接・説明会参加のどこを改善するかを整理しましょう。
6月選考開始までに何を優先すべきですか?
まずは応募先の広げ方を決め、次にESや面接で止まっている原因を見直しましょう。説明会やWEBイベントに参加している場合は、参加後にES提出や面接予約へ進めているかも確認すると、行動が具体化しやすくなります。
内々定が1社あれば就活は終えていいですか?
仕事内容・勤務地・待遇・社風などに納得できているなら、就活を終える判断も自然です。ただし、迷いが強い場合や志望度の高い企業の選考が残っている場合は、無理に終える必要はありません。納得感を基準に判断しましょう。
WEBイベントや対面説明会はまだ参加する意味がありますか?
あります。WEBイベントは候補企業を広げるのに向いており、対面イベントや合同選考会は企業との接点を深めるのに向いています。6月前後は、参加後24時間以内に選考予約やES提出へつなげる意識が大切です。
まとめ:27卒の4月末内定率は高いが、未内定でも次の行動は残っている
この記事では、27卒の4月末内定率と、未内定学生が6月選考開始前後にやることを解説しました。
- 27卒の4月末内定率は70.9%:3月1日46.0%、3月末58.7%から上昇しており、就活の早期化が進んでいます。
ただし、内定率は就活終了率ではありません。数字だけを見て焦りすぎないことが大切です。
- 活動継続率は61.9%:4月末でも6割を超える学生が活動を続けています。
未内定の人だけでなく、内々定を持ちながら比較を続けている人もいます。
- 未内定なら「遅れ」より「詰まり」を見る:応募先、ES、面接、説明会参加のどこで止まっているかを確認しましょう。
原因を分けて見ることで、次に直すべきポイントが見えやすくなります。
- 6月前後は選考接続を意識する:説明会やWEBイベントは、参加して終わりではなく、ES提出・面接予約・個別説明会につなげることが重要です。
参加後24時間以内に次の行動へ進めると、就活の流れを作りやすくなります。
27卒の内定率は高まっていますが、まだ就活を続けている学生も多い時期です。周囲の結果だけで判断せず、今週できる行動を1つずつ進めていきましょう。
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内訳
| 項目 | 金額(年間) |
|---|---|
| 基本給 | 0万円 |
| 賞与 | 0万円 |
| 残業代 | 0万円 |
年収アップ要因
収入アップのアドバイス
市場データ
※個人の能力や企業の評価制度により実際の年収は変動します。

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